
猫にとって体を動かすことは肥満を予防するだけでなく、ストレスの解消や遊びのためにも必要なもの。
そのため猫じゃらしなどのおもちゃを使って、猫と遊ぶ時間を作っているという飼い主さんも多いですよね。
でも仕事や家事などでなかなか遊ぶ時間を作ってあげられないなどという場合もあります。
そんなときにおすすめなのが、上り下りをしながら自然と運動ができるキャットタワーです。今回はそんなキャットタワーのタイプと特徴をご紹介します。
据え置き型キャットタワーの特徴
まずご紹介するのは据え置き型のキャットタワー。
土台に複数のポールや棚がついていて、床の上において使用するタイプです。
長く販売されているタイプのキャットタワーなので、ショップなどで見かけたことがあるという方も多いのではないでしょうか?
こちらのタイプには100センチメートル以下の小型のものから、180センチメートルくらいの大型なものまでさまざまなタイプが販売されています。
そのため猫の好みや年齢によってさまざまなタイプの中から選ぶことができるという特徴が。
このタイプのメリットとしては、移動をさせるのが楽なので掃除のときや模様替えのときに便利ということがあります。
ほかにも窓辺が好きな愛猫のために移動させることができるなど、使用状況などによって使う場所を簡単に変えられるというのも特徴です。
据え置き型キャットタワーの多くは、木材を主な素材としています。
猫が飛んだりはねたりしても倒れる危険が少ない、土台の重いタイプがほとんどですが、商品によっては軽いものもあるので、十分に注意するようにしましょう。
突っ張り型キャットタワーの特徴
次にご紹介するのは突っ張り型のキャットタワーです。
収納などに便利な突っ張り棒の要領で天井から床にかけて突っ張らせて使うもの。
据え置き型のキャットタワーよりも倒れる心配が少ないので、上ったり下りたりという運動が好きな猫がいる方におすすめです。
据え置き型よりも安定感があるのが突っ張り型の特徴ですが、設置する際に床面と垂直になるように気を付けるなど、注意が必要となります。
また木材を多く使ったものの中には空気中の水分によって縮むなどということも。
定期的にしっかりと支柱が固定されているかを確認しましょうね。
愛猫にあったものをDIYする方法も
最近では家具やインテリアを自分好みに作るDIYが人気ですよね。
キャットタワーを設置する家の中には、家を建てるときに作りつけのキャットウォークやキャットタワーを設置するという方もいますが、そんな機会はなかなかありません。
そんなときにおすすめなのが、DIYするという方法。
壁面に市販の棚型キャットタワーを取りつける方法は、スペースをとらないので、小さな家にも適しています。ほかにも本棚などの家具利用する方法や突っ張り棒の要領で壁面や天井に傷を付けないで柱を立てられるアイテムを使って猫のためのスペースを作るという方法など、いろいろな方法があるので家の環境や猫の好みといったことを考慮して、DIYすることにしましょう。
キャットタワーをDIYするときには、猫の動きによって転倒しないかや、上り下りするステップが滑りやすい素材ではないかなどをきちんと確認することも大切です。
ここまでキャットタワーのタイプ別の特徴やDIYの方法などをご紹介しましたが、猫の中には高いところを好まないタイプの子もいます。
そんな猫のためにはトンネル型のおもちゃや落ち着くことができるボックス型のベッド、小さな据え置き型キャットタワーなどを選んであげるといいですよ。
また子猫や高齢の猫など年齢や体力によっても適切なタワーがあります。
猫のいつもの行動や年齢、体調などを考慮して、それぞれの特徴にあったキャットタワーを選んであげるようにしましょうね。