
目次
電話がなったときやお客さんが来たときなど、ちょっとしたことを原因に犬が吠えてしまう「無駄吠え」。
そのまま放置してしまうと、近所迷惑になってしまったり夜も眠れなくなってしまったりと、トラブルの原因となってしまうことがあります。
犬の無駄吠えは、しつけ次第できちんとやめさせることもできますよ。
まずは無駄吠えの原因を知り、そして改善していきましょう。
そもそもなぜ無駄吠えをするのか
なぜ犬が無駄吠えをするようになってしまったのか、とお悩みの方も多いと思いますが、前提として犬は吠えるのが普通です。
本来狩猟などをしていた犬を、品種改良などを重ねて現在に至ります。
犬は吠えるのが普通ということを知り、そのうえで人間といっしょに暮らすために無駄吠えをやめさせることが大切です。
どのような場面で吠えているのかよく観察
例えば、他の犬と対面したとき、知らない人が近くにいるとき、なにか犬にとってこわいと感じることがあるときなどは、警戒や威嚇によるもの。パニックを起こして吠えている、という場合もあります。
また、飼い主にかまってほしい、おやつやごはんがほしい、ゲージに入れると吠えるなど要求による無駄吠えという場合も。
ほかにも興奮して吠えていることなどもあるので、犬をよく見てなぜ吠えているのか、原因を知り、その原因にあわせてしつけをすることがポイントです。
無駄吠えのしつけ方
無駄吠えをやめさせるには、原因にあわせたしつけの仕方を考えることが重要です。
犬が吠えている場合はその原因を取り除いてあげることが大切で、原因を取り除く前と後の様子を、よくみてあげてください。
威嚇やパニックが原因の場合
犬がこわいと感じるものを見えないところに隠すなど、対策をしてみましょう。
他の犬との対面が原因の場合
犬の気を飼い主に向けさせるのが有効ですが、飼い主が他の犬と仲良くして「安心」を見せてあげる方法もあります。
一方で、「やきもち」をやいて尚吠えることもあるので、どんなシーンだと吠えて、吠え止むのかをしっかり見極めたいですね。
物音が原因の場合
犬が吠える前に「おすわり」など、他のアクションをさせ、上手くいったらおやつをあげる方法があります。
インターホンの音に反応して吠えているのか、飼い主の動作に反応して吠えているのかによって、さまざまなしつけ方がありますよ。
また、吠えたらビー玉などを入れたペットボトルを落として大きな音を鳴らす方法もありますが、こちらはなかなか難しく、犬が音に慣れてしまったり逆に音に対して恐怖心を抱いてしまったりということも。
「かまってほしい」「おやつがほしい」が原因の場合
無視することが大切です。吠えてもかまってもらえない、おやつはもらえないのだと学習させることがポイント。
また、犬の年齢によってもしつけの仕方は変わるので、しっかりと勉強をして頑張りましょう。
無駄吠えのしつけでやってはいけないこと
しつけがなかなかうまくできずに飼い主にもストレスが溜まってしまい、つい犬に大きな声で怒ってしまう、ということもあるかもしれません。しかし、大きな声で怒ることは犬にとっては逆効果なのです。
飼い主にかまってもらえた、と喜んで興奮してしまったり、犬にもストレスが溜まってしまったりといいことはありません。
また、しつけが上手くいかずに犬を強く叩くのもやめましょう。
犬がなつかなくなったり飼い主を攻撃するようになってしまったりします。
飼い主と犬の信頼関係を大切にしつつ、しつけをすることが大切です。
無駄吠えのしつけは、長い時間がかかる場合もあります。どうして上手くできないのか落ち込むこともあると思います。
しかし、そこで諦めるのではなく長い時間をかけて焦らずしつけをすることでだんだん無駄吠えもおさまるでしょう。
飼い主も犬も、いっしょに快適な生活ができるように頑張りましょうね。