
皮膚炎に伴うかゆみなど、何かを患っている犬が患部を舐めてしまうということはしょっちゅうあることですよね。
しかしその患部に塗り薬を塗っていても、犬はそこを関係なく舐めてしまいます。
口の中に薬が入ってしまいますし薬が取れてしまうので当然良くありません。
そこで便利なのがエリザベスカラーです。
犬にとっては非常にうざったいものなのでしょうが、傷の治りを早くするためには仕方ありません。
エリザベスカラーが大嫌いな犬のために、私が実践した「エリザベスカラーを好きにさせる」方法をご紹介します。
エリザベスカラーをとにかく嫌がった
我が家の子はエリザベスカラーが大嫌いでした。
洋服や靴、レインコートなど諸々嫌いなので容易に想像できましたが本当に嫌がっていました。
エリザベスカラーを巻くと頭を下に下げ、尻尾もだらんと下を向き上目つかいでこちらをじっと見て、一歩も動かなくなってしまいます。
もう表情だけで「とってくれ」と言っているようでした。
もうエリザベスカラーを見るだけで嫌がって後ずさり、逃げるくらいの嫌がり方です。
そこで実践したのが、エリザベスカラーを見せては全力で褒めて、とびっきりのおやつ(茹でた鶏胸肉)をあげるというの作戦です。
そうしているうちに、だんだんエリザベスカラーを見ても逃げなくなるようになりました。
しかしまだ首に巻くまではできないので、1分や2分の超短時間首に巻いては少しでも嫌そうなそぶりを見せる前に全力で褒めて、とびっきりのおやつをあげることを繰り返しました。
そうしているうちにどんどん「エリザベスカラー=楽しい」ものという認識になっていきました。
何か起こる前からエリザベスカラーを慣れさせるという機会はあまりないですよね。
しかしこのような緊急時になる前に、事前に慣れさせておくとあとあと飼い主さんも犬もストレスが少ないです。
人も犬も、最初は違和感があっても慣れれば様々なことが平気になります。
普段からならしてあげることがベストですね。
エリザベスカラー選び
エリザベスカラーは、透明なだけでだいぶストレスが軽減されます。
視界がかなり良くなりますから、エリザベスカラーをして動かなくなる、手で取るような動作をずっと繰り返している犬がいたらまず透明なものに変えてみるというのも一つの手だと思います。
また、エリザベスカラーはサイズがあっていないとなんの意味もありません。
そもそも患部を舐めることができてしまいますし、首元が擦れることでそこにハゲや皮膚炎ができてしまいまいす。これでは元も子もありませんね。
食事の時など、こまめに外して首の様子をみることとエリザベスカラー自体の清潔を保つことが重要です。
最近、様々なエリザベスカラーが存在することってご存知でしょうか。
従来のエリザベスカラーよりもデザイン性があり優しい素材のものがたくさんあります。
従来のエリザベスカラーといえば固く重いというイメージがありますが、最近のは布が使われているのがあるようです。
「エリザベスカラー ドーナツ」で検索すればたくさん画像やネット通販が出てきます。
布でできているので犬の肌に優しく、壁にぶつかってしまった時などの衝撃が柔らかいです。
イメージとしてはソーセージのような感じですね。名前はドーナツですがソーセージっぽいですね。
また、エリザベスカラーを手作りする飼い主さんもいます。
私はこういうことが苦手なのですが手先が器用な人はいいかもしれません。サイズも完全オーダーメイドですしね。
サイズをきちんと見て、愛犬に合うエリザベスカラーを使い迅速にきちんと傷や皮膚炎を治しましょう!