
愛犬と一緒に旅行に行こう!ドライブに行こう!と思いたった時、楽しかった旅行気分を台無しにしてしまうのは車に残った愛犬の臭いではありませんか?
消臭剤でもなかなか解消しない上に、熱気のこもった車内では臭いもさらに強く感じます。
この不快な臭いは愛犬を車に乗せる前に対策を講じておくと大幅に軽減できます。
乗車予定が決まったらまずはシャンプー
犬には本来強い体臭がありません。
犬が発する特有の臭いは皮脂や被毛についた汚れが原因になっています。
つまり皮脂や被毛を清潔に保つことで、気になる臭いを解消することが出来ます。
愛犬を車に乗せ旅行やレジャーに出かける時はもちろん通院をする時もあらかじめシャンプーやブラッシングを済ませ愛犬を清潔に保つことをお勧めします。
旅行やお出かけ先でドッグランやプールの利用を予定しているとき、ついシャンプーは帰宅後に考えてしまいますが、帰宅後だけでなく出発前にもシャンプーを済ませます。
ただ出発前日や直前のシャンプーは愛犬を疲れさせてしまい、車内での車酔いの原因になりかねないのでシャンプーは全日までに済ませ、出発の前は十分な休息とさせてあげましょう。
また帰宅の際も同様でドッグランやプールで汚れた場合は車に乗せる前に出来る限り愛犬を清潔にしておきます。
ただし市販のトリートメント製品にある強い残り香のあるものをドライブ用に用いることはお勧めできない方法です。
特に海外製品に多くみられるこのタイプの製品は薔薇や果物など様々な残り香がセールスポイントです。
ただ犬にとっては自分の体から自身のものではない強い臭いがすることは大変不快なことです。
車内の密閉された空間でこの臭いが充満するとドライブ自体を不快に感じたり、ストレスから車酔いを起こすこともあるので注意してあげましょう。
シートに直乗せが最大の臭いの原因
愛犬を車に同乗させる時、どのように過ごさせていますか?
- シートに直に座らせる
- 抱っこのままで乗せる
- キャリーバックに入れて乗せる
大人しいから、リードでつないであるからと思い座席シートに直に乗せてしまうと、下車後も特有の臭いが残る原因になります。
車のシートは快適な乗り心地のために大量の繊維を編むこみ作られています。
そのためその繊維に一旦臭いがついてしまうと、完全に取り去ることが出来ず、密閉された空間の中で臭いがますます強く充満します。
もちろん愛犬を座らせていない部分の繊維にも次第に臭いがうつります。
車に乗せる時の匂い対策
この問題を解消するために、車に乗せる時は
- キャリーバックに入れ乗車させる
- 座席シートに専用シートやビニールシート、レジャーシートをひき、繊維に直接体が触れないように工夫する
- タオルなどをひき、その上に座らせる
という方法がおすすめです。
ビニールシートでは違和感があり愛犬が落ち着かないという場合は、愛犬の臭いがついていない清潔なタオルをシートにひくと、安心して過ごすことが出来ます。
また愛犬に洋服を着せるだけでも臭い残り軽減に効果があります。
洋服を着せることで抜け毛の飛散を防ぐことが出来、愛犬の体が車内の繊維製品に直接触れることも予防出来ます。
洋服は車内で暑く不快にならないよう薄手の動きやすい素材がおすすめです。
大型犬の場合、人間用Tシャツでも代用が出来るでしょう。
乗車中は窓を開け適度な換気が効果的
愛犬を車に乗せている間は車窓を数cm開け走行中に換気を続けることも臭い残りを防ぐ方法として効果的です。
車内でエアコンを使用している場合、車窓を完全に閉め切ってしまいがちですが、あえて換気用に開けておくことで車内の臭いの充満を防ぎます。
また適度に空気の流れがあり、外気を感じられることが愛犬の車酔い対策にも効果があります。
ただあまりに広く車窓を開けてしまうと愛犬が窓から鼻先や顔を出してしまい大変危険です。
窓を開ける目安は愛犬の鼻先がはまらない程度に収めておきましょう。
サービスエリアなどで長時間の停車をする場合は愛犬を下ろし、車窓を開けたままで数分間敷地内を走行する方法も臭いの解消に効果があります。
臭いが車内の繊維に付着してしまう前に取り去ることはどんな消臭剤や掃除より確実な方法だからです。
下車後は消臭と換気で臭い残りを防ぐ
愛犬を車に乗せた後の臭い対策には、愛犬を下車させた後のお手入れも必要です。
この時、愛犬が直接触れたシートやタオル、キャリーは全て車外に取り出します。
その上で車用消臭剤を車内に吹きかけ、車窓を開け、数分間のドライブをしましょう。
車庫に車をいれ、窓やドアを開け換気でも十分と考えてしまいがちですが、走行しながらの換気とは各段に効果が変ります。
この方法で愛犬を乗せた後の特有の臭いを解消することが出来、次の乗車時も不快な思いをせずに済むことでしょう。