
猫を飼っているほとんどの人が与えているキャットフード。
ドライフードやウェットフードなどフードだけで何十種類もあります。
栄養面はしっかりしていますが、保存料などの添加物も多く含まれているので身体にはあまり良くないのでは?と思う方もいらっしゃると思います。
同じ味ばかりで食べていて飽きないのかな、簡単にできるならば手作りしてみようかな。
最近は、ネット上にもレシピが増えてきているためそんな方も増えてきているようです。
もちろん、それだけではなく猫の身体の健康のために手作りしているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、手作りフードのメリットとデメリットや手作りフードを作る際の注意点などを一部ご紹介します。
手作りフードのメリット
猫も人と同じで、タンパク質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラル・食物繊維・水と最低限これだけの栄養素を必要とします。
特に、猫に必要な栄養素はたんぱく質だとも言われています。
手作りフードのメリットは、
- その日の猫の体調に合せて作れる
- 新鮮・高品質な材料を選べる
- 水分量が多い
- 過不足の栄養を補ったり減らしたりできる
- 添加物が入っていない
ということ。
そして、猫と同じものが食べられるということも手作りフードのメリットと言えるのではないでしょうか。
市販のキャットフードは、もちろん猫のために作られたものです。
しかし、キャットフードが身体に合わない猫やドライキャットフードに含まれる水分量が少ないため便秘になってしまう猫なども少なからずいます。
猫と一緒に食事をすることで猫とのコミュニケーションもとることができ、猫が普段どのように過ごしているのか知ることもできます。
手作りフードのデメリット
メリットは上記でもいくつかあげましたが、もちろん手作りフードのデメリットもいくつかあります。
特に難しいのが、カロリー計算と言われています。
栄養の知識が必要になってきますし、使用する材料の栄養素や作った手作りフードのカロリーがどのくらいあるのかなど理解しておかなければなりません。
猫が摂取してはいけないものや与える際に注意が必要なものを把握しておくことが大切です。
好きなものだけをあげてしまい栄養バランスが偏ってしまいがちになってしまうのもデメリットの1つと言えます。
その他にも、作るのに時間が掛かるが日持ちせず保存がきかない、食材にこだわりすぎて費用が掛かってしまう、小分け保存するのに場所を取る、作ったはいいが猫が食べてくれず材料が無駄になってしまうなどが挙げられます。
どんなことに注意すればいいのか
では手作りフードを作る場合、どんなことに注意すればいいのでしょうか。
上記でも説明しましたが、大切なのは栄養素のバランスを考えて作ることです。
そして、 絶対に与えてはいけないものや注意が必要な食材が何なのか知識を身につけること。
猫にあげてはならない食材の代表として玉ネギなどのネギ類はもちろん、加熱し少量ならば摂取可能の魚介類や甲殻類(タコ・イカ) や生の卵白、豚肉などがあります。
その他にもいくつかありますので、一部ご紹介します。
少量ならば与えても大丈夫な食材として、練り物・生の青魚・レバーなどが挙げられます。
あげ過ぎてしまうと病気になってしまうこともありますから、注意してあげるようにしましょう。
消化が悪いもの(ナッツ類・きのこ類・たけのこやトウモロコシ)も与えないように注意が必要です。
その他にも、いきなり手作りフードを与えるのではなく、まずは手作りフードに市販フードを混ぜて与えるのもおすすめです。
あとは、毎日手作りフードにするのではなく週1回程度で様子を見るのも良いかもしれません。
もちろん、人間用の調理・味付けをしたものはあげないようにしましょう。
塩分を過剰摂取してしまう場合や摂取してはいけない食材が含まれている場合がありますので注意が必要です。