
夏休みやお盆、年末年始など、長期のお休みのある時期は、楽しい計画を立てている方も多いのではないでしょうか?
そうした時期は、各地でいろいろなイベントが開催されるなど、家でのんびりしているのはもったいないです。
けれど、お出かけのときに心配なのは、留守番をするペットのことではありませんか?
今回は猫を留守番させるときの準備と注意することについてお話していきます。
エサのこと
まずは、やはりエサについてです。
誰もいない家の中でお腹を空かせていたら可哀想ですから、準備はきちんとしてあげるようにしましょう。
今ではスマートフォンと連動して愛猫に自分の声で呼びかけ様子を見ながら、遠隔操作でエサを与えることができる給餌器(きゅうじき)も販売されているとのこと。
とても面白く画期的ですし、必要があれば猫ちゃんのためにも、自分の安心のためにも使ってみることを検討してみましょう。
ですが、無理にそこまでデジタル化しなくても、猫に留守番をさせている間にエサが与えられたら大丈夫なので心配はいりません。
エサは足りなくなるよりは多めしましょう。
また、ウエットタイプのエサは日持ちがせず傷んでしまうので、ドライタイプのエサが適しています。
普段ウエットタイプのエサしか与えていないようなら、お出かけの前に少しずつ様子を見ながら、猫にもドライタイプのエサにトライしてもらいましょう。
また、エサと共に大切なのが、いつでも新鮮な水が飲める環境。
給水器なども便利ですが猫によって給水器の好き嫌いがあるようなので、無理に購入しなくても、いつでも飲めるように多めの水を用意してあげましょう。
トイレのこと
猫はとてもきれい好きですから、トイレが汚れることが大嫌いです。
1泊ほどの留守番なら普段と同じで問題ありません。
ですが、それ以上の留守番になるようなら、トイレはいつもより多めにしてあげるのが良いでしょう。
多頭飼いなら1匹に1つのトイレを用意するのが望ましいです。
トイレが汚れていて飼い主さんが帰宅しないと、猫がストレスを感じて飼い主さんのベッドなどに粗相をしてしまうことにつながってしまいます。
猫にストレスを感じずに留守番してもらうためには、トイレは重要なポイントです。
他に気をつけること
普段は何気なく生活していて気がつかないこともありますが、コードが大好きな猫は多く、じゃれて遊んだり寂しさを紛らわすために噛んでしまうことも。
とくに子猫は歯がむず痒い時などによく噛んでしまったりします。
猫がコードで遊ぶことには危険が隣り合わせです。
じゃれている間に絡まって窒息してしまったり引っかかってケガをしてしまうことも。
もっと怖いのはコードを噛んでしまい、感電する可能性があることです。
最悪、死んでしまうことさえあるほどの危険性から目をそらすことはできません。
そんな大変なことになる前にコードを噛まれないように、対策を講じましょう。
- コードカバーをつける
- 使わないコードは出しっぱなしにしない
- 床を這うコードはカーペットの下に隠す
このように少し工夫すると、猫がコードに興味を持たずに済むこともありますので予防策も大切です。
これは、留守番をさせるときに関わらず、普段の生活から大切なことなので意識してみてください。
他にも、コードなど噛まれたくないものに、猫の嫌いな匂いのスプレーをかける手段もあります。
いつもは飼い主さんがいるので我慢していますが、自分たちだけで留守番をしているとなると猫にとっては寂しくも、同時にパラダイスともいえる状況でもあります。
普段はNGの食卓の上や出入り禁止のキッチンなど誘惑がたくさんあり、思いがけずいたずらをしてしまったり、エサではない物を食べてしまったりすることもあります。
ですから不要な物は引き出しの中にしまうなど猫の手の届かない所に片付けるようにして、いたずらや誤食を避けることも必要です。
最後に、猫だけの留守番は2日が限界ともいわれています。
マイペースな猫ですが飼い主さんがいないとやはり寂しくストレスを感じているのです。
家に帰ったら頑張って留守番してくれた猫を思いきり可愛がってあげてください。