
ペットを飼っていると、どうしても気になるのはペットのトイレの匂いではないでしょうか?
気をつけていても外から帰ったときに匂いが気になるようなことありませんか?
お客様にもペットのトイレの匂いが臭いと思われていないか心配になってしまうことも少なからずあります。
そこで、今回はペットのトイレの匂い対策についてお話ししていきたいと思います。
匂いの成分
ペットのトイレの匂い対策は、まず匂いの成分を知っておくことも大切です。
一般的に犬よりも猫のオシッコが臭いとされています。
猫のオシッコの成分が特別なのでしょうか?そうなのです。
他の動物には見られない猫のオシッコ特有の成分が有りました。
もともと猫は他の哺乳類とは違い、健康であってもオシッコの中に多量のタンパク質が含まれている特異な動物でした。
さらに研究を進めた結果発見された成分があります。
猫のオシッコの匂いの元となっているのはアミノ酸の一種のフェリニンという成分。
フェリニンを生産するためのエサとなっているのがコーキシンと名付けられた新しく発見されたタンパク質です。
このコーキシンが無くなれば匂いの元のフェリニンが生産されず、猫のオシッコがあれほど強烈に匂うことがなくなるとして研究は進められています。
とても期待がもてる研究なのですが、オシッコの匂いが無くなるまでには少し時間がかかりそうなので、別な方法での匂い対策を考えたいと思います。
トイレの失敗が匂いの原因にも
今どきのペットは、だいたいがきちんとトイレを覚えてくれるお利口さんです。
犬だとペットシーツ、猫だと砂が入ったトイレが一般的でしょうか。
猫の場合は自然界でも家の中でも、トイレ環境はそれほど違わないかもしれません。
ですが、犬の場合は自然界においてペットシーツに用を足す訳ではありません。
ですから、ペットシーツをトイレと理解して用を足してくれることは、ペットがとても人間に寄り添ってくれていると考えることができます。
少し失敗してしまうことがあるなら、飼う側が工夫をしてみませんか?
いつもより大きめのペットシーツを敷く、トイレに段差などをつけて他の場所と区別しやすくする、壁にもペットシーツを貼るなどしてみてはいかがでしょうか。
猫の場合はトイレを一度覚えるとあまり失敗は無いようですが、トイレが汚れていると他の場所で用を足してしまうことがありますので、いつも綺麗にしておくのが失敗を防ぐコツです。
やっぱり掃除はマメに
いくらペットがきちんとトイレに用を足してくれても、やはり匂いは気になりますし匂い対策は必要になります。
まずは、トイレの掃除は毎日こまめにすることが大切です。
オシッコがついたペットシーツや砂をそのまま置いておくと、アンモニアは揮発性が高いためすぐに蒸発してカーテンやカーペットなどの布製品に匂いが吸着してしまいます。
トイレがある場所の換気をよくするのも匂い対策として有効です。
きちんとトイレ掃除をしていても匂いが気になるときは、100円ショップでも買うことができるクエン酸を水に溶かして、トイレの周りの床や壁などを拭き掃除するとアンモニア臭が中和されてすっきりするはずです。
拭き掃除の際に一工夫でブラックライトを使って照らすと飛び散ったオシッコや足跡まで見えるので、拭き残しも無くなりさらに綺麗に掃除できます。
そして、換気をよくするとはいってもいつでも窓を開けてはおけないですし、換気扇をつけることが難しい場合もありますから、お部屋に空気清浄機を置くことで匂い対策が手軽にできると思います。
やはりペットのトイレの匂い対策は、基本的なことですがこまめな掃除と換気に尽きるのではないでしょうか。