
可愛い猫を飼い始めたら一緒に遊びたいと考える飼い主は多いと思います。
自分で作ったおもちゃで楽しく遊ぶことができれば、お財布にも優しいし一石二鳥です。
手作りおもちゃと聞けば、何か難しいものを想像してしまいますが、そんなことはありません。
身近な材料でできる手作りおもちゃを、初級編から上級編に分けて紹介したいと思います。
手作りおもちゃ初級編~身近にあるものをそのまま利用して~
猫の手作りおもちゃと聞くと、手間をかけなければ完成しないと考えがちですが、身近にあるものを、ほとんど加工せずそのまま利用するだけでも、立派な手作りおもちゃになります。
猫は狩猟本能があるので、動くものを追いかけたい衝動を持っています。
それを利用しておもちゃを用意すれば、興味を示してくれる可能性が高くなります。
例えば、ペットボトルの蓋。そのまま転がせば猫は気になって追いかけたくなります。
同様にトイレットペーパーやラップの芯などでも代用できます。
毛糸玉も立派なおもちゃになりますし、大きさを変えたり、感触を楽しんだり、紐状にほどいて猫じゃらしのように遊んでも十分に楽しめます。
また、猫は狭くて暗いところが大好きなので、箱などでわざとそのような空間を作ってあげても良いでしょう。
空になったティッシュペーパーの箱を筒状に解体したものを置いておけば、好んで入る猫がいるはずです。
また、お菓子の空き箱や、段ボールなどを置いておいても良いでしょう。
入れるおもちゃとしてはコンビニエンスストアなどでもらうビニール袋が好きな猫もいます。
猫のために買ったおもちゃではなくて、それが入っていた袋に執着するという猫も実際にいるようです。
手作りおもちゃ中級編~簡単に加工して作るおもちゃ~
先ほど紹介した手作りおもちゃは素材をそのまま活かしたものでしたが、今度は少し手を加えた手作りおもちゃをご紹介します。
手を加えると言っても難しいものではなく、材料も家やホームセンターなどで簡単に手に入るものです。
例えば、先ほども少し紹介しましたが、猫の狩猟本能を利用したおもちゃはいかがでしょうか?
その代表的なものが猫じゃらしです。
細い棒を用意して、その先に様々なものをテープで固定するだけでも猫じゃらしの完成です。
ポンポンを作る時に使うビニール製のテープを細く裂いたものを先端につけると、ふわりとした動きが猫の興味を掻き立てます。
もう少し手を加えるのであれば、釣り竿のように棒の先から糸を垂らし、その先端におもちゃを取り付ける という方法もあります。
先端に取り付けるものは猫が好きなものであれば何でも構いません。
小さなぬいぐるみや、手芸店に売っているリボンでも良いでしょう。
鈴をつけると音が鳴るので、更に猫の興味を引くことができるかもしれません。この時注意する点として、色よりも猫の気になる動きをするものを取り付けることがポイントです。
猫は赤色については識別できないと言われています。
その他の色についても、人間ほど鮮明に判別できているわけではないと言われています。
そのため、猫じゃらしを作る際は、色ではなく動きに注目して材料を選択する方が良いでしょう。
手作りおもちゃ上級編~キャットタワーを作ろう!~
もし、もっと大きな手作りおもちゃを作りたいと考えているのであれば、段ボールで作るキャットタワーはいかがでしょうか?
段ボールならスーパーマーケットなどで譲ってもらうこともできるので、ボンドやその他の材料を用意するだけでリーズナブルに作成できます。
柱の部分は開いた段ボールをくるくると丸めて、猫が登る棚の部分は四角く切り取った段ボールを何枚か重ねて作ります。
棚の部分には柱を通す穴をあけておくと良いでしょう。
柱の部分には麻紐を巻き付け、棚の部分には布を張り付ければ完成です。
ただしキャットタワーを作る際は強度には十分に注意して作りましょう。