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近年、猫ブームともいえるくらい猫に注目が集まっていますよね。
テレビやネットでかわいい猫の姿を見ているだけでは満足できない!と猫を飼いはじめようと思っている方も多いのではないでしょうか?
でもいくらかわいい猫とはいえ、部屋のあちこちで排泄をされてしまっては楽しい生活を送ることはできません。
そこで今回は猫にトイレをしつける方法と、上手にトイレできるように用意したいアイテムについてお話します。
トイレをしつけるにはお手本が一番!
猫は本来、砂地などの排泄物を隠しやすい場所に排泄するという習性を持っています。
また野生の状況でも、いくつかの決まった場所をトイレと定めることが多いので、室内で猫を飼う場合には犬などのほかの動物に比べてトイレのしつけが簡単だといわれています。
しかしトイレのしつけをきちんとおこなうには、子猫のうちや家に迎えてすぐに、適切なトイレを用意し、そこで排泄するという行為を覚えさせることが重要。
そうでなければいくらトイレのしつけがしやすい猫とはいえ、失敗してしまうということもあります。
お母さん猫に丸投げ!?
この猫のトイレのしつけで一番簡単な方法が、子猫のうちに母猫がトイレのしつけをおこなうこと。
いわば、「お母さんに丸投げ」です(笑)
人間が何もしなくても、お母さん猫がしつけてくれます。なんて手いらずで楽なことか。
しかしこれは、親子で飼っている場合しか無理で、去勢手術をする猫が多い今の飼い方スタイルでは、お母さんのトイレトレーニングは難しいかもしれません。
この方法が難しいというときには、先に飼っていた猫のトイレの方法を見せるか、もしくは人間がトイレのしつけをおこなうしかありません。
母猫が教える場合よりも手間と時間はかかりますが、本来清潔好きで賢い猫は、一度覚えたら他の場所でそそうをする事はないので、成功する場合が多いんですよ。
猫のトイレのしつけ方法
お手本を見せてくれる猫が家にいない場合には、排泄をしたそうなそぶりを見逃さないことの大事。
排泄したいそぶりを見せたら猫をトイレに連れて行って排泄させるというのが、上手にトイレを覚えさせる方法です。
猫がオシッコ・うんちをしたい時のそぶり
- お尻をむずむずと動かす
- 床のにおいを何度もかぐ
- 周りを見回しながらうろうろ歩き回る
- 床を引っかく
このような行動が見られたときには、猫が排泄したいときの確率が高いので、すぐにトイレに連れて行きましょう。
ただしこのときに大きな声を出すなど、驚かせるようなことをしてはいけません。
トイレについれいったら
猫の前足をつかみ、猫砂を掘る真似事をしてやります。
すると猫は、「ここは用を足すところだニャ」と理解し、オシッコやうんちをしてくれます。
超子猫の場合は肛門付近を刺激
産まれたばかりでヨチヨチ歩きの超子猫の場合は、自分でオシッコやうんちを出すのが難しい場合があります。
本当であればお母さん猫が子猫の肛門付近を舐めて処理してあげるんですが、不幸にもお母さん猫がいない場合は、飼い主が代行です。
コットンに人肌のお湯を湿らせて10秒ほど肛門付近を撫でてあげてください。
猫砂が濡れていれば出た、濡れてなければ出ていない、見ればわかることですが、超子猫の場合はオシッコの量も少ないので、オシッコが出たかどうだかわからない場合もあります。
猫砂が濡れていないは、そのコットンはトイレに置いたままにしてください。
(コットンに少量のオシッコがついているかもしれないから)
超子猫の場合は手間も時間もかかりますが、これを毎日習慣にしていると、自分のオシッコのニオイを本能で嗅ぎ分けて、「ここは用を足すところ」と認識できるようになります。
猫が安心してトイレができるようにアイテムを検討しよう
ここまでは猫にトイレを覚えてもらうしつけの方法をご紹介しましたが、ここからは猫に、より快適なトイレを用意するために知っておきたいトイレアイテムについてご紹介します。
ペットショップやホームセンターではトイレの砂だけでなく、トイレ砂を入れる容器もたくさんの種類が販売されていて、どれがよいのかと迷ってしまいますが、子猫のときやトイレのしつけをおこなっている間はフードのないタイプのトイレを使うのがおすすめ。
猫が入りやすく、排泄をしたいそぶりをしたときに速やかに猫をトイレに入れることができます。
猫がきちんとトイレを覚えたらフード付きなど、家の事情や猫の好みに合わせてトイレを選んでみましょう。
またトイレ砂は猫によって好みが分かれる場合もあります。
少量ずつ複数のトイレ砂を購入してどれが猫にあっているのかを確認するのもおすすめです。
猫はトイレが気に入らないと排泄の回数を減らしてしまうこともあります。
この行動は尿結石などの病気にもつながってしまうので、猫が快適に使うことができるトイレを用意してあげるようにしましょうね。
トイレは常に清潔に
猫は本来キレイ好きです。トイレにオシッコやうんちがいっぱいあると、とても嫌がります。
ですから、最低でも1日に1回はトイレ掃除をしてください。
ちなみに私は、1日に何度もトイレを見回って、オシッコやうんちがあったら掃除をするようにしています。
猫はトイレを掃除してくれる人を信頼する
これは私の持論ですが、今まで3匹の猫を飼っていた経験から、猫はトイレ掃除をする人間を信頼すると感じています。
その理由は、私がトイレ掃除をしていると、必ずどこからともなくやってきて、ジーっと見ているんです。
掃除をした後すぐにオシッコをしてムカッ!っとなる事が多いですが(笑)、掃除の一部始終を点検されている感じです。
ものすごいチェックマンです。
でも、ヘソ天で甘えてくるのは私だけ、くすぐったいはずの尻尾の根元をコチョコチョしても怒らないのは私だけ、私には爪を出したことがない、「水を取り替えろ」とオーダーしてくるのも私だけ、寒い時に股に挟まってくるのも私だけ。
もちろん私以外の家族にも、なでろ、あそべ、食わせろ、と我儘放題で甘えてきますが、きっと我が家の猫が思っている「偉い人順」はこうです。
トイレ掃除する人(私) → 俺 → 人間1(長女) → 人間2(長男) → 人間3(夫)
我が家の犬の方は家族みんなに同じように甘えてくるので、猫っておもしろいなーっていつも思っています。
家族で猫を飼っている方、こう感じることってないですか?