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犬のアトピー性皮膚炎は、一度なるとなかなか治りにくいです。
一度症状が治まったとしても、海の波のように治ったりひどくなったりを繰り返すことが多いです。
犬も人間もそうですが、荒れてしまった部分は常に悪いのではなく、良くなったり悪くなったりしたりを繰り返して、皮膚炎が長引きます。
さらに、体調などによって症状の度合いも大きく変わって行きます。
また、寝不足や気候の変化によっても症状は悪化したり好転したりします。
症状の浮き沈みのトリガーを探す
まず、外に出て症状が出るなら外に原因がありますし、室内にいて症状が出るなら室内に原因があります。
まずは飼い主さんがいつ症状が起きているのかに目星をつけておくといいでしょう。
さらに原因を突き止めるためには。病院に行って犬の身体が何に反応をしているのか調べてもらいましょう。
そしてそのアレルゲンを突き止めて、なるべく避けるようにすることがアトピー性皮膚炎の症状を軽くすることに繋がります。
例えば、アレルゲンがハウスダストなら、掃除を頻繁にすることで症状が緩和されてくるはずです。
アレルゲン対策
犬のアトピーは、アトピーの原因になる「アレルゲン」が身体の中に入ることによって過剰に身体が反応してしまうことを指します。
ホコリやダニ、ハウスダストなどは、完全に取り除くことは日常生活の中ですと相当困難ですし、その根本的な体質に問題があるのでなかなか完治をするのは難しいですが、サプリやお薬など、その症状とうまく付き合っていくことは可能です。
アレルゲン以外のアトピー性皮膚炎
犬の皮膚病がアトピー性皮膚炎に似ているのに、アレルギーではないケースもあります。人間のアトピー同様に、生活習慣や環境、ストレス等が影響しているケースです。
アレルギーにしろ生活環境にしろトリガーが存在していることは確かなので、一刻も早く原因を調べ対策をこうじるべきですが、一筋縄ではいかないことが多く、これが犬のアトピー性皮膚炎を長引かせる理由の1つでもあります。
食べ物アレルギーの場合
食物にアレルギーを起こしている場合の方が、特定の食物を避ければいいので対処がしやすいです。
犬に特定の食物のアレルギーがあるとわかった場合、避けるようにしましょう。
犬ママのやさしさが仇になることも
例えば犬同士で集まると「おやつ」をくれる方がいることってありませんか?
犬用のおやつを袋に入れ持ち歩いている方がいたりします。
断りきれずに少しだけだったら…といただいている方を見たことがありますが、やはり症状が出るか出ないかは賭けのような状態なのでさけたいです。
我が家のゴールデンレトリバーがまだ子供だった頃、アジア系の観光客の方がジェスチャーで「触ってもいいですか?」と聞いてきたので、「もちろん」と首を縦に振りました。
その方達が立ち去る瞬間、「ありがとう」という言葉と同時に、ポッキーを与えられてしまったんです!
我が家では犬には人間のスナック菓子はあげないという方針です。しかし一瞬のことで与えられてしまいました。
そのことは私の至らなさでしたが他人からもらうおやつでは気をつけましょう。
炎症が広がった辛い体験談
我が家の犬は、もともと皮膚に炎症があり、初めて豚肉のおやつをほんの少しだけ食べた時に、尻尾にあった炎症がグワッと広がってしまいました。
「こんなに少しのもので一気に炎症が広がるのか」と思いましたが、その日から豚肉のものは与えていません。
その少しの量が犬の皮膚炎を悪化させてしまいます。
犬が喜ぶためついつい与えたくなるものもありますが、代わりになるものをあげるようにしています。
犬のアトピーやアレルギー対策のまとめ
アレルギーの要因のことが多いアトピー性皮膚炎は、一度なるとなかなか治りにくいです。
筆者もアレルギー体質ですが、そのアレルギーの対象のものを食べても何も起こらないこともあれば、ものすごく目が痒くてたまらなくなる時もあります。
それはその日の体調などに依存します。
例えば、犬を連れてのドライブや旅行、いつもと違う散歩コース、飼い主が長く留守にする、フードを変えたなど、人間のアレルギーと同様、普段の生活での私たち飼い主のサポートやケアが最も重要です。