
冬のこの時期、お肌が乾燥しますよね。実は、人だけではなく犬の皮膚も乾燥するのです。
犬が後ろ足で体を掻いた時に、毛に白い粉…つまりフケが付いていたら皮膚の乾燥の疑いがあります。
どうやって乾燥を防ぐの?乾燥の原因は?原因や保湿ケアについてご紹介していきたいと思います。
乾燥の原因
犬の皮膚は、人の皮膚と同じように「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層で構成されています。
表皮の外側、つまり「角質層」が肌のバリアとしての役割をしており皮膚を守っているのですが、人と違い犬は被毛に覆われている為、表皮が人の1/3~1/5程度の薄さしかありません。
その為、刺激や乾燥には非常にデリケートなのです。
角質層は「角質細胞」と「細胞間脂質」がレンガ状に積み重なって出来ており、「角質細胞」がレンガ、「細胞間脂質」が接着剤の様な構造で出来ています。
この「細胞間脂質」は「セラミド」「脂肪酸」「コレステロール」等で出来ており、これが肌の乾燥を防ぐ役割を果たしているのですが、この「細胞間脂質」が不足していると肌バリアが低下し、皮膚の乾燥がしやすくなってしまいます。
冬は暖房により更に乾燥が進みやすくなるので、注意が必要です。
犬の皮膚の新陳代謝、つまりターンオーバーは約21日と言われています。
この皮膚の代謝を促し、ターンオーバーを正常化してあげると、肌バリアの正常化にも繋がり、皮膚の乾燥を防ぐ事が出来ます。
また、フケは通常は目では見えないのですが、皮膚が乾燥しターンオーバーが乱れて短くなっていると、角質が浮き上がり目で確認できる程のフケが出来てしまいます。
このフケが確認出来ると、不完全な角質が剥がれ落ちてしまっている状態になっており、その隙間から皮脂が漏れ出す可能性が出てきます。
皮脂が表皮に漏れ出してしまうと、ベタツキが出てきて今度は匂いや細菌、カビの繁殖の原因にもなってしまいますので、フケが確認された場合は注意が必要です。
肌バリアが低下していると、更に被毛にも影響が出てしまいますので、充分なケアをしてあげたいですよね。
乾燥対策と保湿ケア
ターンオーバーを正常化にするには、保湿が必須です。
保湿ケアには、人間用ですと刺激が強すぎて危険ですので、必ず犬用の化粧水や保湿クリームを使用してください。
しかし犬用の保湿剤にも様々な物があり、添加物等が多く入っていると不安になりますよね。
犬用の保湿剤選びも、ご自分のお顔につけるスキンケア用品同様、無添加やオーガニックといった原料から厳選してあげることが大切です。
ペット用化粧水「アヴァンス」
「アヴァンス」は化学合成した添加物を使用しておらず、原料や製造工程に至るまで無添加製法で作られて犬用の化粧水です。
【アヴァンス 全成分】
- 水
- 加水分解酵母エキス
- 加水分解コラーゲン
- 緑藻エキス
- ユーカリ葉エキス
- ローズマリー葉エキス
配合されている緑藻エキスは温泉から採取された抗炎症成分「RG92」という原料が用いられており、乾燥が強くなると出やすい痒みや赤みといった炎症を緩和してくれます。
ちなみにこの「RG92」は、世界最大のオーガニック認証機関ECOCERTが認めた肌にやさしい天然原料ですから、もし犬が舐めてしまっても安全です。
「アヴァンス」は犬の乾燥した皮膚の保湿や、あらゆる皮膚トラブルに期待でき、早い場合はつけた瞬間に痒みが引くケースがあり、名古屋市獣医師共同組合の認定も受けています。
アヴァンスの使用方法
使用方法は、乾燥が気になる地肌に吹きかけて馴染ませてあげて下さい。
耳や目の回り、肛門等のデリケートな部位の他に、肉球や爪にもお使い出来るので、 優しく保湿ケアをしてあげる事が出来ます。
スプレータイプですので使いやすく、シャンプー後の乾燥が気になる時は、ドライヤー乾燥の後で皮膚に直接スプレーしてあげると効果的です。
まだまだ乾燥する時期ですので、皮膚の乾燥を防ぐ為の保湿ケアとしてアヴァンスを一度お試ししてみてはいかがでしょうか。