
誰もが驚くようなすご技や思わず吹き出してしまうようなユニークな特技、中には見た目を理由にギネス認定され世界一になった犬をご紹介させていただきます。
実は飼い主にとって当たり前に思えていたことが、ある時注目を浴び、ギネス認定のチャンスが訪れるかもしれません。
犬の特技やチャームポイントをぜひ見つけてあげましょう。
日本で長寿ギネスをもつ犬
日本でギネス認定を受けた犬と言えば、26歳という長寿を成し遂げた栃木県のMIX犬のぷーすけです。
ぷーすけの年齢を人間に換算すると125歳にもなり、驚くほどの長寿ぶりです。
その上ぷーすけは23歳の時に交通事故にあい、大けがをするもののその後元気に回復し、26歳になってからも元気にご飯を食べ、お散歩をしていました。
プースケは2010年12月-2011年12月の間の存命犬の最高齢としてギネスブックに認定されています。
犬の平均寿命が長くなったとは言っても、現在でも小型犬は13歳前後、大型犬は10歳程と言われていますから、ぷーすけの長寿ぶりはまさに世界レベルです。
ただ世界全体でみるとぷーすけの記録は世界9位で、世界1位の長寿犬は29歳5ヶ月という記録を樹立しています。
このぷーすけの話題でやっぱり気になるのは、ぷーすけの長生きの秘訣です。
どんな食生活をしていたのか?どんな場所で生活をしていたのか?どんな犬種なのか?と長生きの秘訣を聞き、ぜひ愛犬にも真似をさせてあげたいと誰もが思うでしょう。
でも、ぷーすけは、中型のMIX犬で、ドッグフードは量販店で販売されている一般的な製品な上に、屋外で生活をしていました。
飼い主さんでさえぷーすけの長生きの秘訣をはっきりと言い当てることが出来ず、なんとも不思議なパワーを持った犬だったという事でしょう。
ちなみにぷーすけは老衰で亡くなり、最後まで病気知らずなご長寿犬だったそうです。
テニスボール5個をくわえたギネス犬
ギネス認定を受けるには特別な訓練、ハイレベルなトレーニングが必要だと誰もが思うでしょう。
特に海外から発信される動画の数々はどれも映画にも出演できるのではと思うほどに芸達者な犬が続々と登場します。
このような動画を目にするたびに、我が家の愛犬とギネスとはまるで無関係だと感じてしまうでしょう。
でも2003年に認定を受けたメスのゴールデンレトリバーの特技は一度に5つものテニスボールをくわえることです。
ゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバーはもともと水辺での狩猟に用いられて犬種です。
高い知能と温和な性格、飼い主にもとても忠実で、飼い主が撃ち落とした獲物を傷つけず回収し、飼い主の元へ運ぶことがと得意です。
レトリバースマイル、ゴールデンスマイルと呼ばれることもあるように、レトリバーは口が大きく、口角が高く上がる顔立ちをしています。
嬉しい時、テンションが高い時、この口角がまるで笑っているかのように見えることも大きな魅力の1つです。
このような骨格をもっているので、口に物を咥えることも意図も簡単にできますが、どんなに口の大きなレトリバーでも大抵はテニスボール2,3個が限界でしょう。
さらに2個追加し5個を一度に咥えるには、口を上下にも大きく開ける必要があり、なかなか至難の業です。
このような一見笑ってしまうような特技が或ることでも、ギネス認定を受け世界一を達成することが出来るのですから、どんな犬にも認定のチャンスがきっとあるともいえるでしょう。
100mを2分55秒で走り抜けたギネス犬
鼻の上におやつをのせじっと姿勢を保つことが出来る犬、前足の上に食器を置かれてもじっとご飯を我慢する犬など、目の前の食べ物が欲しくてもじっとバランスを保ちながら姿勢を保つことが出来る犬がたくさんいます。
中にはあまりに微動だにしない姿勢に、動画ではなく静止画だと言われるほどの完成度の犬もいます。
オーストラリアで暮らすスイートピーという名前のハーフ犬(シェパードとボーダーコリー)は眉間にジュース缶をのせたまま100mを駆け抜けることが出来ます。
もちろん乗せた缶を落とすことなく、牧羊犬らしい颯爽とした姿勢で記録的なタイムを打ち出すことが出来、ギネス認定を受けました。
缶を乗せ走るという事は、走りながらもやや上向きに顔が向くので、前方の確認がしにくくなり、なかなかスピードを出しにくいものです。
でもこのスイトピーはそのようなことも物ともせず猛スピードで駆け抜けます。
姿勢をやや低く保ち、体を上下に揺らすことなく、頭部の位置を一定に保つ方法は、たとえゆっくりとした歩行でも大変難易度が高いはずです。
これほどまでのハイスペックな技を成し遂げることが出来るのは、スイトピーがボーダーコリーとシェパードという犬種界トップの血筋を受け継いでいることも関係しているのでしょう。
ぜひ愛犬の特技やチャームポインを見つけ、我が家の世界一を樹立してみませんか。