
我が家の犬がマラセチア症になった最大の原因
ズバリ、シャンプー後のドライが甘かったことが原因です。
我が家のゴールデンレトリバーは外遊びが大好きで、友達犬を見かけるとゴロゴロとお腹を出して外の砂や汚れを全て吸着させてしまいます。
犬を飼っていると多少の汚れは仕方ないとも思いますが、さすがにこれは汚すぎる…ということで割と頻繁にシャンプーをしていました。
ゴールデンレトリバーなので大型犬なうえ、長毛種なのでシャンプーの後にタオルドライをしてもなかなか乾きません。
バスタオルを二枚使っても、まだ毛は濡れている状態です。
しかも、ドライヤーを非常に嫌がります。
ドライヤーが嫌いな犬は多いと思いますが、我が家の犬も例に漏れずドライヤーをかけると、どうにか逃れようと洗面所をウロウロして、最終的には私の顔をじっと見つめて無言の辞めてくれアピールをしていました。
そんなこんなで、タオルドライのみの半湿りの状態で自然乾燥に任せていたら、すぐに耳にマラセチアが出てしまいました。
そもそも「マラセチア症」とは
「マラセチア菌」というカビの一種が異常に繁殖することで引き起こされる犬の皮膚炎です。
「マラセチア菌」は犬の皮膚にいるのが当たり前の常在菌で、そのほとんどは、特に悪さをするわけでもありません。
しかし、何らかの原因で異常に繁殖をし、強烈な痒みを引き起こしてしまうのです。
異常繁殖しやすい環境「折れ耳」
ゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバーのような「折れ耳」は通気が良くないのでカビが繁殖しやすく、マラセチア症にかかりやすいです。
お風呂や北側の壁にカビが繁殖しやすい条件と同じで、折れ耳の中は湿度が高い上に通気がよくなく、カビが繁殖しやすい環境です。
さらに、皮脂も多いのが原因だと言われています。
犬友達のコーギー、ハスキー、柴犬などの立ち耳の犬には耳のトラブルは、あまり聞いたことがありません。
マラセチア症の症状
発症すると、強烈な痒みをともないます。
そして、なんとも言えない発酵臭のような、甘酸っぱいような独特な匂いがします。
我が家の犬は、感染して一番ひどい状態の時は、黒い耳垢が大量に出ていました。
飼育し始めた直後、あまり知らずタオルドライをした後は扇風機で乾かす程度にしていたら、ある時から頭をブルブルしたり、耳を気にするそぶりをしだし、結果マラセチア症を発症していました。
マラセチア症の悩みどころ
マラセチアの嫌なところは症状がしつこく繰り返してしまうという点です。
犬友達の飼い主さんに、「マラセチアはしつこく何度も再発する」ということを聞いたことがあります。
ちなみに、人や他の犬にうつってしまうことはありません。
シャンプー後は警戒警報発令!
愛犬がマラセチアに苦しまぬよう、シャンプー後の乾燥に全力を注いでください!
身体を入念に、足の裏まで乾燥させたり、耳掃除をきちんとするようにこころがけてください。
また、散歩中の雨や、水遊びの際も、警戒警報発令です!
とにかく、「毛が濡れる」シーンは注意!
しっかり乾かし、耳の中のお掃除を忘れずにすることです。
我が家の犬には私の知識が足りなかったばっかりに可哀想なことをしてしまいましたが、今はだいぶ痒みが治まってます。
耳の中のマラセチアなので、パッと見炎症があることはわからないですが、普段から犬の様子をくまなく見て、なでて、皮膚の健康状態をみてあげるのが最も大切なことだと思います。
早く気づいてあげて、早く治療をしてあげたら、それだけ症状も軽く辛い思いをしなくて済みます。
人間の病気と同じ、「早期発見」が大事ですね。