
ペットショップで猫を購入するのもいいですが、猫の里親になって引き取ってみるのも考えてみませんか。
ただ、保護している団体によっては、猫の里親になるのに厳しい条件をクリアしなければならない場合があるようです。
そこで今回は、里親になるときの注意点と準備についてまとめてみました。
里親になるときの条件は?
猫の里親になるときの条件として注意しなければならないことは、
- 完全室内飼いが可能であるか
- 定期的なワクチン接種と不妊手術を行なえるか
- 家族の同意が得られているか。
- 里親になる方の住んでいる住居が、ペットの飼育が可能であるか。
といった点になってきます。
住居の問題ですと賃貸での物件が多いとのことです。
ペット不可の物件で隠れて飼育しているのがわかると転居をするか、ペットを手放すかの選択になってしまうことがあるそうです。
せっかく里親として引き取ったのに手放すなどにならないためにも、この点については十分に気をつけましょう。
個人情報が必要なことも
譲渡してくれる個人や団体にもよりますが、家族構成や個人情報、職業や年収などの提示を求められることがあります。
これは、虐待や転売を目的とした里親への譲渡防止と、猫を飼育できる安定した収入があるのかを確認するためなのですが、ごくまれにこのことが原因でトラブルへと発展するときもあるので、おかしいなと思ったら途中で交渉をやめるのも大切です。
また、里親として譲渡するときにワクチン接種代や不妊手術費用などを請求されることもあるので、不安であれば接種などの領収書を求めてみるのがいいかもしれませんね。
いずれにしてもトラブルに発展しないためには、事前に条件や費用の確認をして書面に残すなどの対応をしてもらうのがいいでしょう。
猫に対しての注意点は?
譲渡される猫に対しての注意点は、健康状態の注意が必要な場合もあります。
譲り受ける動物保護団体によっては、ワクチン接種や健康チェックを万全にしている所もありますが、チェック体制が万全であっても一緒に暮らしていくうちに、感染症・先天性疾患・身体障害などが表れることもあるのです。
このようなときは、動物病院にかかり治療費が高額となるときもあるので、自分がきちんと負担していけるかも考えて里親になりましょう。
また、譲渡される猫のなかには、虐待を受けて人間を信用できなくなった猫もいるので、触ろうとすると噛んだり、威嚇をしたりして飛びかかかってくるなど凶暴になっていることもあります。
ここにいても安心だとわかるのにとても時間がかかる場合もあるので、あせらずに対応していくことが必要です。
そして、どんな状態であろうとも責任をもって猫が一生を終えるまで飼育できるかも大切です。
猫は平均して15年~20年生きるといわれているので、その長い期間、自分がきちんと世話をしていけるのかも考えなくてはなりませんね。
再び飼い主がいなくなるなど同じことを繰り返さないためにも、安易な気持ちで里親になるのだけは避けましょう。
里親として決まったら猫を迎える準備をしましょう
猫を家に迎えるときに必要なグッズは、
- キャットフード
- エサと水用のお皿
- トイレ容器と砂
- 爪とぎ
- おもちゃ
- 消臭グッズ
- 寝床やベッド
などを準備してあげれば大丈夫でしょう。
無理してまで買って寝床やベッドを用意する必要はないですが、猫は自分のニオイのする居場所があると安心するので、ダンボールなどを代用して作ってあげてもいいかもしれませんね。
このとき、中を暗くしてフカフカさせてあげると喜んで入ってくれる猫もいるようです。
ただ、警戒心が強い猫だと初めは嫌がって入らないかもしれません。
ですが慣れてくると大丈夫なこともあるので、猫が好きそうな日のあたる場所に最初は置いてみてはどうでしょうか。