
ゴールデンウイーク、夏休み、お盆休みと大型連休、レジャーシーズンが到来します。
旅行の計画によっては犬をペットホテルへ預ける必要があることもあるでしょう。
ペットホテルは今ますますサービスが充実していて、必ずしもかわいそうな場所ではありません。まずは基本的なペットホテルの選び方を知っておきましょう。
お店によってサービス内容は様々
ペットホテルを利用する時、意外にもそれぞれのお店でサービス内容が異なることに驚く方もいるでしょう。
ペットホテルは今いろいろなサービスが誕生し、ますます多様化が進んでいます。
この背景には、以前のように狭いケージに長時間滞在させ、滞在中は散歩や運動時間もなく、不衛生な環境で過ごすというペットホテルのマイナスイメージ払拭に向けた取り組みがあります。
ペットホテルの需要はゴールデンウイーク、夏休み、お盆休みといった大型連休に集中します。そのためより希望にあったサービスを受けることの出来る施設を予約するためには早期に下調べ、予約申し込みを済ませておく必要があります。
ペットホテルを選ぶときのチェックポイントは
- 愛犬の滞在スペース
- 散歩の有無、回数
- 店舗の営業時間
- 料金設定
- 夜間のスタッフ常駐の有無
などを確認しましょう。
また宿泊ペットの受け入れ頭数と勤務するスタッフの人数も確認できればなお安心です。
例えば犬猫を20頭受け入れているにも関わらず、スタッフは1名しかいない、トリミングを兼業という場合、それぞれの犬の散歩や施設の掃除にかけることの出来る時間はごくわずかです。
つまり施設やサービスはその提供者であるスタッフの人数、心がけでも大きく左右されるのです。
出来ればパンフレットやHPだけでなく現地へ足を運び実際の施設を見学させてもらうと安心できます。
話題のフリースペース型ペットホテルのメリット、デメリット
ここ最近の流行でフリースペースで滞在するペットホテル、一軒家の中で自由に過ごすことの出来るペットホテルが増えています。
これまでのように個別のケージを設置せずに室内に置かれたベッドなどを自由に使い、滞在できるスタイルです。
このスタイルにも当然メリット、デメリットがあります。
まずメリットは広々として室内で自由に行動できるので運動不足にならないこと、ストレスを感じにくいという事です。
また犬同士で遊ぶこともでき、退屈せずに過ごせるという点も魅力です。
デメリットは自分だけの安住のエリアを確保できない場合があること、必ずしも共に滞在している犬と相性がいいとは限らないという事です。
フリースペース型のペットホテルの利用にはそれぞれの性格による向き、不向きがあります。
これは人間でも同じことでしょう。旅行先でフリースペースのある宿泊施設に滞在した時、現地で新たな出会いがあり、新しい情報も得られ新鮮さを感じ旅行を満喫できるという方も居れば、自分のペースを保ちつつ予約をした部屋でリラックスして滞在をしたいという方もいるからです。
もちろん初対面の犬同士でもフリースペース型ペットホテルの場合、居合わせた犬同士で上下関係が決まります。中には他犬に気を使いかえってストレスを感じてしまう性格の犬も居れば、ボス的な存在になり快適に過ごすことの出来る犬もいます。
犬も性格によっては見知らぬ相手を過ごすことを望まない事もあるのです。
このような施設を利用する時は、施設内設備、運営スタッフの人数や方針をしっかりと確認し、犬の性格にあっているかを見極めてあげましょう。
利用条件の厳しさが信頼につながります
ペットホテルを利用する際、利用規約も各施設によって異なります。
ワクチン接種証明書、狂犬病予防注射の摂取、中にはノミダニ駆除薬の使用や滞在中のトリミングがセットサービスになる施設もあります。
この利用条件は一見利用のハードルを上げているかのようにも感じます。
でも実際には利用条件が厳しいという事はそれだけ滞在中のリスクを回避できるという事でもあります。
特にワクチン接種は子犬の頃は受けていたものの成犬になってからは摂取をしていないという方も多くいます。
でも犬の病気の中には空気感染するものや感染をしても症状が現れないものもあり必ずしも成犬だからと言って安心ということではありません。
犬の健康も守るためにもワクチン接種済であることを必須条件とする施設を選びましょう。
また暖かい季節はノミダニの寄生も増加します。
ノミダニは犬同士の接触やベッド、タオルなどを介して広がることもあるので、暖かい時期の寄生虫予防を徹底している施設なら安心感も違います。
ペットホテルを利用する時はあらかじめ見学をし、実際の状況を確認したうえで予約申し込みが出来る施設がおすすめです。ぜひ早期にペットホテル探しを始め、安心できる施設を見つけておきましょう。