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犬を飼うなら里親になりたい!保護団体から引き取り家族になってあげたい!
という声が国内でも年々大きくなってきています。
このような時、里親会、インターネットサイトなど様々な方法で犬を探すことが出来、運命を感じる1匹に出会う事もあるでしょう。
もちろん里親経験者の方の声に目を通すと里親になることへの不安も軽減できます。
でもいざ家族に迎える前に以下の4つの事をぜひ家族で話し合っておいてください。
犬種よりも年齢、サイズ、以前の生活が大事
犬を飼おう!と家族で決心を決めたとき、まずは「犬種」選びから始めるでしょう。
もちろん保護犬の場合も同様で数ある犬種の中から、
- サイズ
- 被毛の長さ
- 性格
- 運動量
などを基準に選択することが出来ます。
でも実際には多くの保護犬は成犬の場合が多く、すでに生活習慣や性格が形成されています。
そのためさほど犬種を意識して選ぶ必要はありません。
同じ犬種でもサイズも違えば、性格も異なります。
実際に会ってみた印象、保護主さんからの説明などをもとに考えてあげるほうがより適切です。
老犬を引き取る場合は今後の治療費、治療方針を相談
里親会や動物保護団体には多くのシニア犬が飼い主さんを募集しています。
犬は6歳を境に高齢期を迎えます。今国内で飼育されている犬の大半は高齢期に差し掛かっています。
高齢になり新たな家族を探す理由は様々ですが、家族として迎える前には以下の点を確認しておきましょう。
- 持病の有無
- トイレの習慣(トイレシーツ利用習慣の有無、トイレは完全屋外、室内マーキングの有無、自力排泄の可否)
犬の病気は早期発見が難しいものが多く、たとえ犬の扱いになれた保護主であっても見落としてしまうこともあります。
また加齢からどのタイミングで病気や不調を発症するかは予測できません。
高齢犬を迎える時はこのような点もしっかりと受け入れてあげることが大切です。
また高齢になってからトイレの習慣をリセットし、あらたにしつけ直しをすることはなかなか困難です。
引き取り後もこれまでと同じトイレ習慣が継続出来るよう現状を確認してあげましょう。
高齢犬はなかなか引き取り手が見つからず敬遠されがちです。
でも、
- しつけの手間がかからない
- 落ち着いている
- 飼い主の年齢と犬の余生とで折り合いをつけやすい
などのメリットもあります。
高齢犬を引き取ることを、里親になる際の選択肢の1つとして検討してみてはいかがでしょうか?
もし持病を抱えている犬を迎える場合は今後の治療費の捻出や治療方針についても家族で話し合い、お互いが納得をしたスタイルで生活を始めることがベストです。
家族の生活に無理が生じないかが大事なポイント
犬を家族に迎える、2匹目は保護犬を迎えてあげたいと考えた時、これまでとは生活が一変し慌ただしくなることを想像してみましょう。
例えば、
- 毎日朝夕の散歩
- 食事の用意
- 抜け毛の掃除
- トイレのしつけや失敗後の掃除
- トリミングやペットホテルの利用
- 動物病院の受診
など様々な用事が増えてゆきます。
もちろんお出掛けする時は愛犬連れOkかどうかも確認が必要になります。
旅行に出る時はペットホテルの手配も必要です。2匹、3匹と犬がいる場合はなおの事でしょう。
今の家族の生活リズムに無理なく当てはめることが出来るのか、室内に十分な生活スペースを確保できるのかをしっかりと検討しベストなパートナーを見つけてあげましょう。
犬は何歳からでもしつけ直しが可能な動物です。
人間の感情に高い共感性を持つ唯一の動物です。
保護犬を迎えた多くの家族が、まるで昔からともに暮らすパートナーの様だ、保護犬という事をまるで感じさせないと笑いながら口にします。
保護犬を迎えることには様々な不安や心配もあります。無理をせず焦らず考え、選んであげましょう。
保護団体の定める規約や約束に無理がないかも重要なポイント
動物愛護団体の多くは民間のボランティアで運営されています。
そのためそれぞれの団体ごとに様々な規約が設けられています。
その一例は、
- 完全室内飼育をすること
- 避妊去勢手術を済ませ、証明書を提出すること
- 定期的に状況報告をすること
- 定期的な家庭訪問を受け入れること
中には散歩時間や毎年の予防処置に関する詳細を定める団体もあります。
また引き取りに必要な費用も、
- 医療費の実費負担
- 一率の金額の支払い
- 運営費となる寄付金の協力
- 指定された製品の寄付
など様々です。中には高額な請求が生じるケースもあります。
必ず事前に規約の内容を確認し十分に納得できること、無理なく実行できることを判断しましょう。
もし無理や不安を感じる場合は引き取り後のトラブル回避の観点から再度の検討をする、引き取りを見送ることも必要です。