最近うさぎをペットとして飼っている方も増えていますよね。
種類も豊富で可愛らしい見た目や動作が魅力的なうさぎですが、ペットとして飼う場合には甘やかすだけではなくきちんとしつけをすることも大切なことです。
うさぎもしつけをすることで、トイレを覚えたり噛み癖を治したりすることができるんですよ。
しかし、犬などと違ってうさぎのしつけというと、いまいちイメージがわかずしつけ方がよくわからない…という方もいると思います。
そこで今回は、うさぎのしつけについてまとめました。
しつけに大切なものは信頼関係
うさぎは実はとても賢い動物で、自分の名前を覚えることもできるんです。
また、うさぎは視力が弱いためはっきりと飼い主の顔は見えませんが、声のトーンなどで感情を察することができるともいわれています。
そのため、背中やお腹など、うさぎが撫でられると好きな場所を触りながらやさしい声で名前を呼ぶと、自分の名前を覚えさせることができるんですよ。
うさぎのからだをやさしく撫でながら名前を呼び、いっしょにすごすことで徐々に信頼関係を築くことができ、この信頼関係こそしつけをするうえで重要なポイントとなります。
そして、うさぎのしつけを始めるのはだいたい飼ってから一週間経ってからがおすすめともいわれていますが、個体差もあるのでしっかり様子をみながらしつけを始めるようにしましょう。
うさぎはとてもデリケートな面もあるので、しつけが上手くいかないからといって大きな声で怒鳴ったり叩いたりすると、多大なストレスを与えてしまいます。
そうなってしまっては、信頼関係は築けませんよね。
最初は上手くいかなくとも、焦らないことも大切です。
うさぎのしつけの基本
まず、うさぎのしつけをするために覚えておきたいポイントは「叱り方」と「ほめ方」です。
上手にできなかった場合に叱ることが必要となりますが、怒鳴ったり叩いたりしてはいけません。
うさぎが怯えてなつかなくなってしまう場合もあるため、うさぎを叱る場合は「音を鳴らして叱る」ことが基本となります。
これは「うさぎは怒っているときには後ろ脚で地面を蹴る」という習性を利用した叱り方で、手で床を叩いて怒っているという意思をうさぎに伝えることが大切です。
また、上手にできた場合はほめてあげることも必要です。
代表的なほめ方としては、「上手にできたらおやつをあげる」ことです。
たくさんあげるのではなく、ほめるときは少量で大丈夫ですよ。
また、叱るときとほめるときに共通していることは、「素早く行うこと」です。時間が経ってから叱られたりほめられたりしても、うさぎはなぜなのか理解できません。
その場ですぐに叱ったりほめたりするようにしましょう。
うさぎの習性としつけ
うさぎのしつけをする場合、習性を利用することがあります。
例えば、うさぎの「決まった場所でトイレをする」という習性を利用して、トイレを覚えさせることもできるんですよ。
トイレのしつけでは、トイレにふんなどの臭いをつけることも重要です。
うさぎは臭いに反応して排泄するので、とてもきれいに掃除してしまうと臭いが消えてしまいトイレがわからなくなってしまうので注意しましょう。
また、うさぎの噛み癖は習性のため全く噛まないようにするのは不可能だといえるでしょう。
しかし、噛むのはしょうがないと諦めてしつけをしなければ、人を噛んでしまいます。
人を噛むのは悪いことだと教えるのも重要なことです。
人を噛んだときは無視をしたり首の後ろをきゅっとつまんだりすることが効果的な方法です。しつけの成果には個体差がありますが、うさぎといっしょに快適に暮らすために気長に頑張りましょう。